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君がいるから(大野×NL)

第1章 ▽





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「あのね、」


「……ん?」



しばらくその場で抱き合っていたので、
まるで時間が止まったかのように思えた。



「もしかしたら、私だけが智くんのこと好きなんじゃないかなって、少し心配だったの」



照れ隠しのようにえへっと笑う彼女を見て、
愛しい気持ちが込み上げてきた。


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