第19章 うちはイタチ part2
それからも時には、ヨルさんとオレはツーマンセルを組み任務へ出たり、時にはサスケを交えて修行をしたりとオレの関係性は変わらず続いた。
このままずっと幸せな日常が続くと思っていた
しかし
その日常は、ある日突然終わりを告げた
うちは自宅
「イタチ。お前が暗部へ行く事が決定となった」
「え?」
父さんからの一言に、まるで雷でも打たれたかの様に身体が固まる
「た、確かに前までも、その様な話はありましたが、いきなりですね」
「嗚呼...そしてヨルが
お前の上司から外れる」
「待ってください!」
待ってくれ!それは余りにも急すぎる!
「これは決定事項だ。
イタチ......
ヨルはやめておけ」
「!」
父さんの眉間に皺を寄せて言い放つ。
その表情...もしかしたら父さんは、オレがヨルさんに対する気持ちに気づいてるのか?
「ヨルは......
アイツは...化け物だぞ」
「!!父さん!ヨルさんはッ!」
違う!ヨルさんは誰よりも...誰よりも...ッ
優しい人間だ
「............イタチ。これからヨルは長期の任務へ行く。
今ならまだ間に合う...行け」
「はい!」
外は少し肌寒い。
だが防寒をする余裕なんてない程、オレは逸る気持ちでヨルさんを目指した