第19章 うちはイタチ part2
オレの恋は失恋と言う形で終わりを付けた
いや、終わりじゃない。
始まりだ
これからも、今の貴女を知って更に貴女を知りたいと思えた。
ヨルさんが好きだから...
......
だだ一つ...
ヨルさん...
まだオレに話していない事......ありますよね?
「.........
ヨルさん......
"実験に加担した木ノ葉の里に向かった"と言っていましたが
貴方にとって
今の
木ノ葉の里はどう言う存在ですか?」
「......、」
やはり...ヨルさんの表情が歪んだ。
ヨルさんは
木ノ葉の里に何かを思っている...
だが今のオレにはそれを聞き出す事は出来ないだろう。今は......
「すいませんヨルさん。変な事聞きました」
「あ、嗚呼...そうか。そうだね。
強いて言えば
守りたい存在が居る場所かな...?」
「守りたい存在?」
「嗚呼...詳しくは言えないけど、前に話した血が繋がってない弟や、後は一度会ったかな?同期のカカシや
後は
君やサスケの事かな?」
「ッ!」
ヨルさんはオレの頭を撫でながら優しい表情をオレを見つめた
「守りたいと言うのは、六棟夜瑠からの受け継がれた意志ですか?」
「そうだ。夜瑠に約束されたんだよ。沢山の人を救ってねって。
私は人より身体は丈夫だから、大切な者はどんな形であれ
護りたいんだ...」
頭を撫でながら言うヨルさん
「撫でられると、オレ...ヨルさんにそれ以上の気持ち期待しますよ?」
オレは恥ずかしい表情を浮かべて、ヨルさんを見つめた
「私にとってイタチは、まだまだ可愛い部下だよ。ずっと...」
さあ里へ帰ろう。撫で終わるとそうしてオレ達は歩き出す
こうしてオレらの任務は終えた