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私が帰る理由

第16章 木ノ葉崩し


ヨルは観客席の屋根の上に立ち、艶やかな黒髪を靡かせていた。
あちこちで煙や火の手が上がる...
クナイの同士が擦り切れる音や互いの技の掛け合い...
その場は戦場...


「......」

里を見渡すヨル。

その眼は邪眼を発動し何を思っているのか...


それは本人しか分からない......









「............成程...

多くの敵が侵入している...

砂の三姉弟は我愛羅の手当か?サスケが追っているのか?

ナルトとサクラ...シカマル、パックンがサスケな後を追っているな...深追いをしなければ良いが......

この下が一般人や大名の観客席だな...

皆が眠っているとはいえ危険だ...」

ヨルはそう言い右手を翳す


白壁


白壁を発動し、眠っている観客席の守る様に結界を張る

「「!!」」

カカシ達は一瞬驚くも、白壁だと気づき皆がは安堵する

((((これで全力で戦える!))))

複数の敵を一気に倒したくても、一般人を巻き込む大技は出さない。その為、木ノ葉の忍び達は本来の力を抑えていた。だが白壁で守りを入れた事によりカカシ達は、さっきの動きとは違い凄まじい勢いで敵を倒す


「これで少しはマシか...さて、口寄せの術」


口寄せの術 大狼 炎

ヨルの横に巨大で純白な大狼が煙と共に姿を現す。
「お呼びですか主人」

「嗚呼...炎、伝達拡声だ。脳内に...対象は......

木ノ葉の忍びだ」


ヨルはそう言うとチャクラを練り炎の身体に触れる。

ウォーーン!

「「「「「!」」」」」


「カカシ!この遠吠えは炎か!?」
「嗚呼......」
(ヨル...この真上にいるのね...)
ガイとカカシは互いに背中を預けながら話す。また遠吠えが聞こえた他の忍び達は、一斉に声がする方を見る


屋根の上......純白の大狼の横に容姿端麗過ぎなヨルは皆の注目の的となった。
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