第13章 第三次試験 予選 part2
さっきよりも凄ましく砂煙が放つ.....
(速過ぎて.....何がなんだが.....)
我愛羅は地面へ倒れる.....
ピキピキ.....
だが瓢箪が砂へと変わっていた.....
「!!」
リーは受け身を取れず.....転がる.....
「はぁはぁはぁ.....」
(砂で出来た瓢箪でガードした.....だと)
「.....か、身体が.....動かない.....」
我愛羅の砂がリーへ迫る.....
(そんな.....裏蓮華を喰らって.....まだ技をかけれるなんて.....)
「.....死ねぇ...」
砂がリーの左手足に絡みつく.....
「ガイ.....早く.....やばいぞ.....」
ヨルは俯きながら言う。その表情は分からない.....
「ガイ!」
あのヨルが大きな声でガイに呼びかける
「砂縛柩!」
「ヴァダァぁぁ!!」
粉砕骨折.....骨と筋肉が切れる音が無象に響き渡る
「「「「「「「!!」」」」」」」
リーは倒れる.....
だが更に大きな砂の波が、リーへ襲い掛か
「まずい!」
シュンッ!
ガイが試合を止めに入った
「何故助ける.....?」
我愛羅はガイヘ問う
「コイツは.....愛すべき.....オレの大切な部下だ.....」
(..........愛すべき.....?)
我愛羅の脳内に映るのは夜叉丸.....
「やめだ.....」
我愛羅は立ち上がり立ち去ろうとする
「勝者.....我愛...!」
ガイが止めに入った事によりリーは負けとなるだが.....
リーは静かに立ち.....
構える.....
「リー.....もういい.....お前は立てる身体じゃ...!」
ガイは目を見開いた.....何故なら.....
リーは立ちながら.....
意識を失っていた.....
そのリーの状態に皆は息を呑み.....
静かに見つめる.....
「リー.....お前はもう.....立派な忍者だ.....」
ガイは涙を流しながら、リーを抱きしめる