第5章 しみずくん
「なんにもしていないのにここ、こんなに勃ってる」
後ろから腕を回されてぷっくりと勃ってしまった先端を服の上からとんとんって優しくノックされる。
「ふっ、あ」
反応を楽しむみたいに、私の様子を伺いながらゆっくりと、執拗にそこばかりいじる。すぐに擦られて、捏ねくり回される。とにかくそれが気持ちよくて身体がびくんって大きく震えた。
「ははっ。乳首だけでイッちゃったね」
「いわないでっ、!!!」
それでも愛撫は止まない。すぐにぞくぞくって上り詰めて達してしまう。もう気持ちよすぎてバランスを崩して、床に倒れこむ。
私は、咄嗟に手を着いた。
「っ〜〜〜〜〜〜うっあ、」
「逃がさないよ」
抱きしめられて、服の中に手が差し込まれて今度は直でそこに触れる。さっきとは比にならないくらいダイレクトに快楽を受け取ってしまってイくのが止まらなくなる。
そのままショーツの方にも手がかけられて、クリを軽く引っ掻かれる。上も下も気持ちよくてもう、意識が飛んじゃいそう。
「どっちもは、だめ」
「なんで?気持ちいいでしょ?」
愛撫はエスカレートしていくばかり。どんどん激しくなっていく。それと同時にもっとその先まで欲しくなってしまう。
「そろそろベッド行こっか。抱っこしてあげる」
くるんって無理やり身体を反転させられて、お姫様抱っこされる。抵抗なんて出来なくて、ずっと甘い波が体を蝕んでる。
「これ邪魔だから脱いじゃおうね」
ベッドに優しく降ろされた途端、身にまとっていた服を脱がされてしまう。ブラは元々付けてないから身体がすぐに露になってしまう。ショーツはどろどろに濡れて気持ちがわるい。