第5章 しみずくん
色んな計画を立ててたら、早織ちゃんがお風呂から出てきた。
「おふろ、ほんとありがとう。あと、洗面台にあったドライヤー勝手に使っちゃった。ごめんね」
風呂から上がったばかりで熱はさめていないみたいで顔は火照っている。それがすごく厭らしい。
「全然好きに使ってくれていいよ。僕も入ってくるね。適当にテレビとか観てていいからゆっくりしてて」
「うん。ありがとう」
***
さっきまで早織ちゃんが入っていた浴室は湯気がたちこめている。そう考えるだけで興奮してしまう。
「やっば。たってきた………」
自身も腫れ上がって欲求が抑えられない。随分自慰行為をしていなかったから余計に興奮した。
罪悪感はあるものの、欲には勝てなかった。手で扱いて、欲を満たしていく。
「はあ、はあ………うっっ、早織ちゃん。早織、っ」
あっけなく射精してしまった。それでもなお、身体は冷めない。どうしようと思った。
もういっその事、早織を犯してしまおうか。なんて卑屈な考えが浮かぶ。それだけはだめだって分かってるのに。妄想でしか許されない行為なのに。
でも、僕の下で甘い声をあげて感じている早織ちゃんの姿を見たら我慢出来なくなった。
「ごめん。ごめんね早織ちゃん」
そのままだと抱けそうにないからクスリを使う。この前遊んだ女に使ったやつがまだ残ってるはず。飲み物にでも混ぜて体内に取り込んでもらおう。
考えるだけでおかしくなりそうだ。