第3章 犯した過ち
「ねえ、俺の部屋行こ。早織の身体調べさせて」
「調べるって…………?」
「いいから」
手を引かれて、半ば強引に部屋へ連れてかれる。雅哉の部屋ですることなんかひとつしかない。
ビクビク怯えながら大人しくついて行った。
***
部屋に着くなり壁に手首を押し付けられて、拷問が始まろうとしてる。
「誰にやられた?」
「ごめんな、さい。もうしないから、」
怖くて、涙が滲む。まだ何もされてないのに、謝ってしまう。必死なせいで雅哉の言葉なんか、頭に入らない。
「他に何された?」
「言えない」
「は?」
言ったら怒られるし。だからといってろくな言い訳も見つからない。
「言えって。もっと泣かされたいの?」
「…………………言わないから」
「はぁ…。今日は乱暴なことしたくなかったけど」
ブブッと機械音がした。見ると雅哉は何かを手に持っている。
「それ、……………」
ピンクのローター。これでいつも、頭が溶けちゃう。でも今日は耐えなきゃいけない。
「早織これ好きだよね。いっつも気持ちよさそうな声出して喘いでるもんね」
「ちがう、」
「言わないのが悪いんだよ。全部早織のせいだから」
それはぶぶと勢いよく動き出す。この音に脳がフリーズする。何も出来なくなる。
「っ、う〜〜〜〜〜〜〜〜」
ショートパンツの上からそれを当てられる。布地が薄いせいで振動が伝わってしまって、足がガクガクし始める。出てしまう声をも押し殺す。
「早織が口割るまで止めないからね。分かってる?」
耐えるのに必死で受け答えができない。それを面白がってなのか、1番きもちいいクリにローターを押し付けてくる。そこをくるくるって執拗にせめるせいでお腹がどんどん熱くなっておかしくなりそう。