第5章 ※逆鱗
(いたい…っ、痛い…!!)
つむぎはそう思いながら更に涙を滲ませる。
一際嫌がるつむぎに杏寿郎は眉を顰めた。
杏(また襲った男を思い出したのか。ここまでされたとなれば……もう…、)
そう思いながらより一層しつこく舌を絡める。
杏(忘れさせれば良い話だ。過去の事を振り返ってばかりでは意味がない。今出来る事をしろ。)
緊張と怯えから、いくら弄ってもつむぎのそこは濡れなかった。
それでも止まれず、杏寿郎は膝立ちになるととうとうズボンを下ろして昂りを取り出した。
「……………………ま、まって。」
つむぎは後ろに手をついて上体を起こすとそのままずるりと後ろへ下がった。
杏寿郎は無言でそんなつむぎの太ももを掴んでずるっと引き戻す。
杏「ああ、随分と待ったぞ。」
そう言いながらつむぎに覆い被さった杏寿郎の昂りの大きさは、つむぎの想像を遥かに超えていた。