• テキストサイズ

【煉獄さん】嘘つきは百万の得【現代】

第3章 相手を知るということ




———


杏「止め!!!」


一人一人丁寧に指導をしていた杏寿郎は時計を見ると皆に声を掛けた。


杏「うむ!今日もよく頑張ったな!!汗を拭いて水分をよく取ってくれ!!着替えたら速やかに整列するように!!」


「「「はい!!!」」」


そうして朝練を終えると、道着を脱ぎながらちらりと『りんさんは今何をしているだろうか。』と考えてしまった。


杏(今は己の仕事に集中!!)


杏寿郎はそう反省すると "上司" という、もやもやする存在を忘れるように汗を拭っていった。


———


そんな杏寿郎の朝練から時が経った頃——、


「こちらをどうぞ。」


りんは会議室にて『忘れてしまった』と言うメンバーに資料を渡していた。


(部長主催の時だけ皆資料を忘れてくるような…。)


仕事中のりんは流石に華やかな服装に身を包んではいなかったが、仕草や表情は色っぽいと言えた。



/ 312ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp