第6章 一大イベント(part. 1)
杏「いつの時間もこれだけは大量に余っているんだ!俺は多く食べるので丁度良いと思って朝と昼の分を買っている!特別安い訳でもないのだがな!!」
味について気が付いたのだと悟った杏寿郎はそう説明した。
「……一緒に住むようになったら毎朝早く起きてご飯作ります。お重箱を買ってきてお弁当も作ります。」
そう言うと杏寿郎はパッと明るい笑顔を浮かべる。
杏「本当か!!」
「はい。絶対します。」
(…本当は朝ものすっっごく苦手なんだけど黙っておこう。)
杏(寝起きがとても悪いというのにそんなに頑張ってくれるとは愛されているな!!)
微妙なスレ違いがおきてはいたが、二人は幸せそうに微笑みあった。