第5章 華
(うう…いつもナイトブラしてるから落ち着かない…。)
りんは胸元を腕で隠しながらリビングへ向かった。
「杏寿郎さん…お先にありがとうございました。」
杏「……気にしないでくれ。」
杏寿郎は胸を隠すようなりんの仕草を見て『上の下着は付けていないのだな。』と悟ってしまった。
それと共にある感覚を覚えて急ぎ立ち上がった。
杏「では俺も入ってくるとしよう!!ドライヤーは洗面台にある!眠ければ先に寝ていても構わないぞ!!」
「えっ、起きてますよ…!それから半袖は着なかったので…、」
杏寿郎はそんな返しを聞く前にリビングを出て行った。
(………?)