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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第25章 耳掃除をしよう(安土勢)


蘭丸「え~、綺麗だねって言われるより、カッコイイって言われたいな」

「もちろん格好良いよ?格好良くて、可愛くて、綺麗だよ」

蘭丸「格好良くて、可愛くて、綺麗って、矛盾してない?」

「してないよ。全部合わせ持ってる人っていないんだから、凄いよ~。
 私も蘭丸君の爪の垢を煎じて飲めばそうなるかな?」

蘭丸「舞様はそのままで可愛いと思うけど。
 俺の爪の垢なんか飲ませたら安土の武将に袋叩きにされちゃう。特に光秀さんあたりに、首根っこ掴まれてポーイってやられると思うよ」


蘭丸君は肩をすくめて笑って、蘭丸君がポイされる図を想像してく笑ってしまった。


「光秀さんは蘭丸君につれないもんね。なんでだろう?
 さ、横向いて、暗くなっちゃう」


耳かきを差し入れると蘭丸君は、眉を寄せて呻いた。


蘭丸「ん、これ…………き、もち、イイ……」


(まさかの実況中継!?)


カリカリと耳壁をこすっていくと、畳に投げ出されていた手が動き畳をカリカリと引っ掻いている。

快感を逃そうとしている動作が面白くて、場所を変えてわざと浅いところをカリカリした。


蘭丸「そ、こじゃなく、て、もっと……」

「ん?どこ?」


わからないふりをしていると、閉じていた瞼が上がり、ウルウルとした大きな目でが訴えかけてくる。


蘭丸「もっと奥……」

「っ、はいはい」


(い、今のはちょっと破壊力が凄かった!)


一瞬ちらついた卑猥な妄想に、私は素早く手を動かした。


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