第46章 再会
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蓮「えっ」
晴「あらあらあら!!」
杏寿郎が応援してくれていた晴美と蓮華に菫と恋仲になれた事を皆の目の前で報告すると、菫と重國はダメージを食らってしまった。
(どんな顔をしていたら良いのかしら…。)
重「……杏寿郎さん、警察に興味は」
杏「そろそろ諦めて頂きたい!!」
菫は杏寿郎が清水家に馴染み過ぎていてアウェイ感さえ感じていた。
(いつもお母様と蓮華がお話ししていると場が華やいだけれど、杏寿郎様がいらっしゃるともっと明るいわ…。)
菫がそんな風に家族を観察していると、晴美と目が合う。
菫は少し背筋を伸ばした。
晴「なんだか表情が柔らかくなったわね。前より感情がよく出るようになったわ。」
蓮「私も思いました!」
「そう、かしら…。」
菫がそう言って困った様に眉尻を下げながら杏寿郎を見上げると、晴美と蓮華は声を揃えてその表情を指摘した。
晴「菫はそんな弱々しい顔をした事がなかったわ!」
蓮「眉尻を下げた事はありましたが、ほんの少しでしたもの!」
杏「………。」
杏寿郎は二人の舞い上がりようと、重國の落ち込みようを見比べて少し困っていた。