第41章 休養
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杏寿郎と杏寿郎に抱かれた菫の後には隠に背負われた炭治郎と、その妹が入った箱を背負う善逸が続き、伊之助はその四人の周りを歩いていた。
伊「いいか!俺はお前より強い!!庇われなくても俺一人でなんとかできた!!」
「要らぬ事をしてしまい申し訳御座いませんでした。鬼狩り様が隠の私よりお強い事は存じております。あの時は冷静さを欠いておりました。」
菫がそう言ってピッと頭を下げると伊之助は拍子抜けしたように固まる。
その様子を見た炭治郎は眉尻を下げた。
炭「伊之助!そんな言い方はないだろう!すみません、えっと、」
「清水菫です。きょ…、炎柱様のお世話をしております。」
杏「…うむ、大変世話になっている!」
杏寿郎は "炎柱様" と呼ばれた事を面白くないと感じ、『早く時間を作って話し合わなければ。』と思ったのだった。
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し「煉獄さん…ッ!聞きましたよ!!」
蝶屋敷に着くとすぐにしのぶが珍しい大きな声を上げた。