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異世界で手玉にとられる話 ※R18
第3章 ホテルにて
「ん…な、なんか…恥ずかしい…です」
「…なにが?」
唇が当たるほど耳元で囁かれ、ヒナはまた、ビクッと体を震わせた。
ルイは頭を撫でるのを再開し、胸元により強く顔を埋めさせる。
ヒナの体から少しずつ,力が抜けていく。
「…ルイさん……いいにおいします……」
香水の匂い、のように思う。
その香りに包まれ、顔をあげたヒナの表情はほけっとして、どこか夢心地のようだった。
ルイはその頰を優しく撫で、そして唇を親指で軽く触れ、囁いた。
「…えっちな気分になっちゃった?」
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