第1章 生意気殺し屋と溺愛殺人鬼
「あっ、んっ、あ、…………」
「ねえ、今何考えてるの?」
「〜っ!!!!、言えない………っぅ」
「言ってくれるまでイッちゃだめだから」
彼の言葉を素直に受け入れてしまった。見られてるのに、それが余計に興奮材料になって指が止まらない。
「碧のこと、考えてるっ」
「ふーん。他には?」
「えっちする時奥いっぱい気持ちよくなっちゃう時のこと考えてるっ」
「ははっ。いいよ。イくとこちゃんと見ててあげる」
優しい声色が聞こえた時、頭は一気にショートした。
「ふっ………♡あっ、♡イっ、く………んぅっ、♡」
身体がびくんと大きくはねた。私はベットに倒れ込んだ。晒される醜態にもう抵抗はなくなっていた。
「あーあ、イっちゃったんだ。僕に見られながら弄って、僕のこと考えて。へんたい」
「っ、言わない、で」
涙で視界がぼやける。
「まあ、素直に言うこと聞けたし?ご褒美あげよっか」
ごくりと喉がなった。『ご褒美』ってもしかして____?
ベットに優しく押し倒し、ふわりと覆い被さる。触れられた場所が熱を持つ。