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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「……今のが…一虎って人ですか?……あの人に、いつも手紙書いてたんスか…?」

「……」

「………場地さん………オレ…あの事件のこと知ってます…」

「……っ…」

「…すんません…ずっと前、学校の奴らに聞いたことがあって…」


千冬のその言葉に
俺はがく然とした


(……コイツは…俺が長い間言い出せないまま隠し続けていたのも全部知った上で……あんなに慕ってくれてたっていうのか…)





「………場地さん……大丈夫っスよ………場地さんのことは、副隊長であるオレが守るって決めてるんで…」

「……」

「……安心してください……オレは…たとえ何があっても場地さんの味方…」


最後まで言わせないように
片手で千冬の胸ぐらを掴む


「…オレを信用すんな……オレはもうテメェの仲間なんかじゃねぇ…」


そのままドアを開け
俺は千冬の特攻服を引っ張るようにしてゲーセンの中へ入って行った




そのまま
店の1番奥に座っている半間の目の前まで歩いて行く


「……半間クン……連れて来たぜ…オレの隊の副隊長だ…」

「………そーか……じゃさっさと始めろ」


芭流覇羅の連中が
ギャラリーのようにワラワラと取り囲む中
俺は千冬と向かい合った


「……」

「……何してんだぁ………ダリぃから早くしろ…」


周りのヤジに混ざって
半間がけしかける




その時

千冬が俺だけに聞こえる声で言った


「………やってください……手加減は要らないんで…」


心からの信頼が宿る
真っ直ぐな瞳

千冬は知り合ってからずっと
この目を向けてくれていた


「……うるせぇ…………オレは……オマエら東卍の敵だ…」


拳を強く握ると
俺はそんな千冬の顔を力一杯殴り付けた








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