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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





一虎は「ちょっとツラ貸せよ」と言うと
少し戸惑った顔をしている千冬の肩に腕を回して歩きだした


「場地〜?行こーぜ♪」








芭流覇羅がアジトとして使っている
潰れたゲーセン

入り口の前で
一虎は千冬の肩から腕を離した


「…先に始めててくれよ……オレはもう1人、呼んで来なくちゃいけねー奴がいる…」

「………分かった…」


ニヤニヤと笑いながら
千冬の顔を見る


「…オレ…コイツの顔嫌いだワ……生意気そうな目しやがってよぉ」

「……」

「………戻って来た時にコイツがどんな顔になってるか……楽しみにしてるぜ、場地…」


一虎は俺の肩をポンと叩くと
歩いてどこかへ行ってしまった






一虎の背中から視線を移すと
千冬が俺を見つめていた


その瞳は
絶望感も軽蔑の色も浮かんでなく

まるで
敵のチームに2人で喧嘩を仕掛けにいく時のように
勇ましくかがやいていた


「……場地さん……オレ嬉しいです…」

「……」

「………やっと…場地さんの役に立てるんスね…」

「……っ…千冬……テメェ…」


俺は千冬を睨み付けた



(……オマエは東卍側にいろ……オレの味方をするな…)







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