第4章 望まない休日
「あ、じゃなくて……!とにかく、
博士のこと嫌いにならないでね!?」
「私が博士を
嫌いな方が良いんじゃない?」
そういうとリタは一瞬呆気にとられ、
百面相をしだした。面白い子だ。
「だ、だめ!!!
とにかくダメだからね!」
プンプンしながらリタは出ていった。
ダメなんだあ、とクスクスわらう。
彼女は自分が好きな人は他の人にも
好かれていて欲しいみたいだ。
良い子だなぁ。
ホッコリした気持ちになりながら
ヨイショ、と立ちカメラを手に取る。
調査にいけなくても画像の処理や
ポケモン記事の編集はできる。
カメラをPCにとりつけて
楽しかった写真を眺めていると
体調不良のせいもあるのか
心細い気持ちになるのだった。