第7章 無限列車
童:「それじゃあ、不満?」
:「2人は、私に興味ない可能性もあるんだよね?」
童:「もちろん。その可能性の方が高いと俺は思うよ。でも万が一の話だね。」
:「なら、万が一がないことを願うしかないよ…」
童:「そっか。じゃあ明日は多分飢餓状態になるだろうから、また明日来るね。」
:「…うん…」
そして童磨が帰った直後だった。
猗:「お前はあんなのが好きなのか?」
:「!?」
猗:「饒舌で、女ばかり食う卑怯者だ。お前への優しさも本物かなんて分からない。」
:「あなたも…私を襲うの…?」
猗:「ふざけたことを。全員が全員お前を狙ってるなんて思うなよ。」
:「そんなこと!」
猗:「無いって言えるのか?お前は俺と戦った時も、待ってくれている者がいると言ったな。思い違いなのではないのか?お前が1人で勝手に盛り上がってるだけなのではないか?」
:「…そ、それは…」
猗:「そう思われても仕方ないと思い当たるようなことがあるのだろう。まぁいい、そんなことを話しにきたんじゃない。」
:「なにをしにきたの…」
猗:「柱が現れると言うからこれからそいつを倒しに行く。そのことを伝えにきた。」
:「!?誰!?なんていう柱を!」
猗:「それは知らん。」
:「お願い、やめて、手を出さないで!」
猗:「無駄だ。」
:(その通りだ。願ったってやめてくれるはずがない。なんとかしないと。どうすれば?一緒に連れて行ってもらう?だめだ、頷くはずがない。ならせめて行き先だけ聞いとかなきゃ。)
:「どこに、どこに現れるの。柱は。」
猗:「無限列車が止まっているところだ。おそらく下弦の壱は倒される。その倒された場所だ。その詳細はわからん。」
:「そう…。」
猗:「そろそろ向かっていい頃だろう。もう行く。」
そして猗窩座は無限列車が横転している場所へと向かっていった。