第34章 緊急事態、柱合会議
その反応に驚いてしのぶを見ると微笑ましそうに蜜璃を見ていた。
(あ…しのぶちゃん知ってるんだ…。柱って聞いて最初はびっくりしちゃったけど恋愛相談もする普通の女の子なんだな…可愛い……。)
「…相談があったら頼ってね!一応わたし、お姉さんだし…!!」
そう言うと二人ともピタッと動きを止めゆっくり桜に目を遣る。
それを受けると桜は困ったように首を傾げた。
「…煉獄さんの事話してるとき "お兄さんみたい" って言ってたから煉獄さんより年下だと思ったんだけど…違ったかな……?」
蜜「えっ!えぇっ!!わ、わたしは確かに十九だけれど桜ちゃんお姉さんだったのね!!」
し「……………。」
「ふふ、煉獄さんと同い年だよー。」
固まっているしのぶをくすぐりながらそう笑うと蜜璃も楽しそうに笑ってそれに加勢する。
し「や、やめっ……、」
桜は笑みを消して余裕なく眉を寄せるしのぶを見て何故かほっとし 同時に可愛らしく感じて抱き寄せた。
「お姉さんはしのぶちゃんのその顔も好きだなあ。」
その言葉にしのぶが肩を揺らした気がして腕の中を覗き込むと 動揺した様子のしのぶが目を見開いていた為、その顔を隠すように再び抱き寄せた。