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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第34章 緊急事態、柱合会議



槇寿郎は家族全員が集まる場所が自身の部屋でなくても良いのではと眉を寄せたが 結局何も言えずに話を聞いていた。


そして またしても桜の弱みを握れなかったと知ると 諦めたような顔をしてから桜の手にある文を指差す。




槇「杏寿郎も報せを聞いたか。」




それを聞くと杏寿郎は笑みを消して頷いた。

そしてかつては水琴の弟であった鬼の姿を思い出して険しい顔つきになる。




杏「鬼ならば人を喰わずにはいられない。今すぐにでも斬るべきです。」




桜も数日前の鬼の事は槇寿郎と共に聞いていた為、鬼舞辻によって鬼にされた人やその周りの人は可哀想だと思っていたが、少しでも喰った数が少ないうちに斬る事がせめてもの救いになるのだろうと考えていた。





「………どんな人なんでしょうね…その隊士さんは…。」








―――――――――



「わ、私……柱の皆さんには一ノ瀬 桜で…人間で通して良いんですよね…?」



杏「うむ!俺個人としては君の人の姿はあまり晒したくないが、柱の皆には知っておいて貰わないと任務先で何かあった場合混乱を生むだろう。お館様もそう提案すると思うぞ。それにどちらにせよ君の演技力は悲惨だからな!癒猫様で通したところで信じて貰えそうにない!!」


「………上手くなりませんでしたね、演技。」




桜が布団に入りながらそう元気のない声を出すと杏寿郎は微笑んで優しく抱き寄せた。




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