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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第24章 不思議な縁と晩酌





杏「俺は何でも美味しく食べ、美味しく飲める自信がある!!」

「あ、私も何でも美味しい派です。」



桜がそう言うと二人は目を合わせて微笑み合った。



槇寿郎はその緩い空気に溜息をつくと手酌しようとする。

が、杏寿郎がすかさず徳利を掴み注いだ。




杏「夢だったので!一回でも多くやらせて下さい!!」



その嬉しそうな声を聞くと槇寿郎は動揺したのか少し肩を揺らした。

すると零しそうになって杏寿郎が少し慌てた声を出す。




(槇寿郎さん…やっぱり瑠火さんと貴方の子は二人共とても良い子でしょう…?)



桜は何かがこみ上げてきそうで、おちょこに視線を落として酒を飲んだ。



―――



それから杏寿郎は、今まであった距離を埋めるように、柱になるまでの経緯や任務の話をした。

そもそも、鬼殺に専念してきた為話題が少なく自然とそうならざるを得なかった。




槇(…杏寿郎に固執した鬼…。察するに十二鬼月になったのは俺が気分で逃した雑魚鬼のうちの一匹だろう。それを杏寿郎が倒して柱に、か。)




槇寿郎は息子に自身の尻拭いをさせていた事に眉を顰めはしたが、鬼殺についてこんなにも話し合う事が出来るようになったのは信じられない進歩だった。




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