第20章 ※一人で
杏「……っ…桜!限界だ…出る…っ!」
それを聞いて桜は興味が湧き よく見ようと後ろに手をついて少し体を起こした。
杏寿郎はそれに気が付かず、ちり紙の上に大量の精液を吐き出す。
顔を顰めて目を瞑り、必死に体を何度もびくびくと震わせ、なんと十秒も出し続けた。
その姿は酷く愛おしく思えた。
「そんなに…出るんですね……。」
それを聞いて杏寿郎はバッと顔を上げた。
杏「よもや…出しているところを観察されるとは…。」
そのしおしおとした力ない声も愛おしく、桜は謝りながら杏寿郎を優しく抱き締めた。