第40章 ※ベッドの扱い方
(私のせいじゃないって言ってくれたけど、私が無視してしまったからだ…。男性にこんなに酷い恥をかかせるなんて……。)
「…させてください。出ちゃったのは少しですし…。」
桜が一度顔をあげて鼻の頭に杏寿郎の精液を付けながらそうお願いすると 杏寿郎は困った様に笑ってそれをシャツの袖で拭ってやった。
杏「そうか。だが君の顔にこの様な物を付けさせたくないぞ。」
「子供になる大切なものです。そんな言い方するなんて悪いお父さんですよ。」
そう言って桜が小さく微笑むと杏寿郎は相槌を打って微笑み返しながらも先程から全く赤くならない様子に首を傾げた。
というのもシャツに出た精液はフライング気味に出た少量だけであり 昂りは未だ大きさを保ったまま褌から思い切り顔を出していたのだ。
しかし桜は先程 杏寿郎の動きを止める為に触れたのでその状態を把握している筈である。
だからこそ不思議に思った杏寿郎は舐め終わったタイミングを見計らって労うように頭を撫でながら昂りをぴこぴこと動かしてみた。
そうすると目の前でそれを見た桜はぶわっと顔を赤く染めて少し怒った様に杏寿郎を見つめた。