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Identity5【第五人格】乙女のままで

第2章 始まり



「隣いいですか?」


私が答える前に椅子に座ろうとしている。


拒否権がない……


どうしよう、大丈夫かな…


「トランプゲームは結構腕に自信があるんです。」


「あら、そうなの?でも手加減してね。、この子すごく弱いの」


「ああ、そうなんですか。なら手加減しないとですね」


ウィラさんが微笑むから、私もつられて笑う。


と言っても苦笑いみたいな、上手く笑えていない笑顔。


──生きた心地がしない。




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