第2章 始まり
だんだんと人が増えてきた。
私とウィラさんが座っている席に、一人の女性が来た。
「私もここで食べていいかしら?」
「もちろん、いいわよ」
その女性は椅子に座ると私の方を見てきた。
「貴方、新サバイバー?」
『あ、は、はい!』
「祭司のフィオナ・ジルマン 。よろしくね 」
『です』
それからは他愛のない話をした。
フィオナさんは先に食べ終わると何処かに行ってしまった。
「あら、食欲無いの?」
『まあ、はい……』
「倒れないように気をつけてね」
ウィラさんの言葉に頷く。
近くにハンターがいるから早くここから出たい。
「あ、そうだわ、トランプゲームしない?」
あまりトランプゲームはしたことないけど、楽しそうですることにした。