第2章 始まり
「それより、さんはどこに向かってるんですか?」
『えっと、食堂です』
「食堂……は、このまま先に行って左に曲がるとありますよ」
「連れて行った方がいいんじゃないか?」
「そう、ですね…着いて来てください」
イソップさんに言われて2人に着いていく。
気になることを、歩いている途中に聞く。
『その…ハンター達も一緒にご飯食べるんですか?』
「はい、試合以外ではサバイバー、ハンターとか関係ないので」
その言葉に私は息が詰まった。
やっぱり診察室に居れば良かった。
ハンターと同じ食堂で食べるなんて……
戻りたいけど、2人に悪いからこのまま食堂に向かう。