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Identity5【第五人格】乙女のままで
第2章 始まり
ハンターの指が私の唇に触れた。
すると、するりとハンターが指が私の口の中に入れた。
『えっ』
「口切れてますね」
「貴方の口は小さくて可愛らしい」
指が私の舌に当たる。
当たらないよう避けようとすると、ハンターは「絡めてください」と言った。
『っは、…んぐっ、ぅ……』
内心嫌だと思ったけど、言われた通りに絡めた。
早く終わってほしい。
ハンターの言うことを素直にちゃんと聞けば早く終わるかもしれない。
──早く終わって
そう心の中で何度も祈る。
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