• テキストサイズ

その秘密は図書室にて

第3章 歪んだ関係


次の日
学校に着いた瑞希は重い足取りで教室へと向かった。
「仲直りしようと思うけど…由香里は怒ってるかな…」
教室へ入ると、由香里と目が合った。
「由香里…」
「おはよう!瑞希」
由香里はいつもと全く変わらない声だ。
思っていたのと違うので、瑞希は反応に困ってしまった。
そんな瑞希をお構いなしに由香里が近づいてくる。
「昨日はごめんね、結構戻って来なくて。もう、大丈夫だから!」
「こちらこそ…ごめん」
仲直りできたので瑞希はほっとしたが、由香里がどことなく無理をしているようにも見えた。
「ねぇ、由香里?」
由香里がこちらを振り向く。
「放課後、ちょっといい?」
由香里はちょっと真剣な顔で頷いた。
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp