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確かなコト【進撃の巨人】

第7章 空白と決意


「俺の代わりはいくらでもいるよ。優秀な人材も育ちつつある。だがリアは1人だ。ならば俺がすべきことは決まっているだろう。」

「…クソかよ」

表情を変えず話し続けるエルヴィンに、リヴァイはそれ以上何も言えなかった。



ふとエルヴィンは床に目をやると、落ちているバラバラになったビンの欠片を拾い始めた。

それを見ていたリヴァイは、先ほどまでリアが泣き叫んでいた様子を思い出す。

「……アイツは、いつもあんななのか。」

エルヴィンは欠片を集める手を止めずに口を開く。

「いや、初めてだ。リヴァイと何かあったかと来てみたが…あの様子だとタイムリミットが今日だったんだろう。」


「…タイムリミット。」


エルヴィンはガラスの破片を持つと部屋を出て行った。



リヴァイはそっとリアが眠るベッドの側の椅子に腰掛ける。


「俺が遅すぎたのか?」

リヴァイは顔を歪めると、優しくリアの頭を撫でた。
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