• テキストサイズ

どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第4章 共同任務


【ラビside】



「アユムのイノセンスのこと教えて欲しいさ。ダメ?」


汽車に乗ってからオレはアユムに聞く。


「別にいいけど、何が聞きたいの?さっき大部分は話したけど。」

「できること教えて欲しいんさ。例えば、オレのイノセンスだったら、大きさを自由に変えられるーとか。そんな感じ。」

「あぁ。うーんっとね。『2つの棒』は鎖の伸び縮みぐらいしかできないかな。で、こっち『女神のばね』は脚力とかキック力が格段に上がるの。あと、空気を掴めたりとかかな。」


アユムは左足をさすりながら答えてくれた。


「空気を掴めたりってどういうことさ?」

「えっと、掴めるっていうか、空中に立てるみたいな?」

「マジか!すげぇ!ちょ、見たい!」

「ちょっと静かにしてよ!みんな見てる!」


オレが席を立ってアユムに詰め寄ると、声を潜めて言われた。
ちょっと興奮しちった。


「ご、ごめん。」

「明日とか暇?」

「え?」


一瞬アユムの言ってることがわかんなくて戸惑う。


「だから、明日なら修練場とかで見せるよ?ってこと。」

「あ、あぁ。見たい!」

「じゃあ明日、暇な時ぼくの部屋きて。」

「わかったさ!」

「約束ね。」


そう言ったアユムの顔は、今まで見たことがないくらい優しく笑ってた。
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp