どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第4章 共同任務
「てか、アユムって何歳?絶対オレのほうが歳上だと思うんだけど。」
「14。話しかけないで。気散る。」
「14!?オレ17だぞ!やっぱりオレのほうがお兄さんじゃんか!なのにアユム、偉そうさ。」
「ぼくのほうが教団では1年も先輩。」
「た、確かに。ごめんさ、」
ぼくはまたシュンとするラビから目を離し、AKUMAを見る。
根っこを掴んで引きちぎったり、殴ったりしている。
人間より太い腕は、その小さな入り口には入らないらしい。
あの木がイノセンスを守ってる限り、AKUMAに取られる恐れは無いと判断する。
「『女神のばね』発動。」
そう呟いて左足を変形させる。
地面を思いっきり蹴って瞬時にAKUMAの懐に入り、渾身の蹴りをお見舞いする。
「にょにょ!?」
「まじですか。」
「きーかなーいよーだ。」
威力が足りなかったみたい。
となれば、もっと助走をつけなければ。
ぼくは思いっきり上へ飛んだ。
もうAKUMAが小さすぎて見えないくらいになったところで止まる。
そのまま回転しながらAKUMA目掛けて落ちていく。
これがぼくの精一杯のかかと落とし。
「効かないって言ったdeeeee!」
ぼくのかかとはAKUMAのシールドにヒビを入れる。
そして、AKUMAはよくわかんないことを叫びながら破壊された。