どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第4章 共同任務
【アユムside】
ぼくは任務中です。
あの怖い人と。
「おい!さっさとしろ!遅えよ。」
「ぼくが遅いんじゃなくてユーちゃんが早いんだよ。」
「だから『ユーちゃん』って呼ぶなって何回言ったらわかるんだよ。」
「呼ぶなって言われても先生にそう呼びなさいって言われたんだもん。それにユーちゃん昔は怒んなかったじゃん。」
「昔っていつの話だよ。」
「えっとね。先生が長期任務に出るときだったから、2年くらい前かな?」
「って、あんときはお前が……あぁ。もう好きにしろ。」
「わーい!」
ユーちゃんこと神田ユウ。
黒髪の長髪に、綺麗に整った顔立ちの青年。これで眉間にシワがなければイケメンで最高なのに、あの眉間にシワがないのを見たことがない。
ぼくの師匠(先生)はユーちゃんと同じでティエドール元帥。
ちょっといろいろあって先生がぼくを教団まで連れてきてくれたんだ。それでぼくはエクソシストになった。
「エクソシスト様。」
一緒について来てたファインダーが呟く。
目の前には21体のレベル1のAKUMA。
「六幻抜刀」
ユーちゃんはそう言って、自身の装備型イノセンス『六幻』を腰の鞘から抜く。
「これ持っててー」
ぼくは腰に巻いた布を取り、ファインダーに渡す。
AKUMAはまだこちらには気づいていない。
「おい、アユ、あそこまで飛ぶのに何秒かかる?」
「1秒もいらない。」
「俺は住民を避難させながら行く。その間に半分まで減らしとけ。」
「りょーかい」
ぼくはそう言うや否や一瞬でAKUMAの下へ飛んだ。
空中に浮かびながら、腰のフォルダーに入ってる『2つの棒』を取り出しAKUMAを破壊する。
避難誘導しながら破壊するユーちゃんと合わせて、ちょうど13体ほど破壊したとき、
「災厄招来 界虫『一幻』」
誘導が終わったユーちゃんの界虫が残ってた8体のAKUMAを貫いた。
「ありがとー」
無事にAKUMA全てを破壊し終わり教団へ帰るために歩き出した。