どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第4章 共同任務
「うひょー!エクソシストはっけーーん!イノセンスもあんじゃーん。おれってばついてるんじゃね?ついてるよね!?やったーー!」
そんな声が頭上から聞こえてきた。
AKUMAだ。
しかもレベル2。
「ダン、どっか隠れてろ。」
オレはダンが少し離れたところの木に隠れるのを見届けてからAKUMAを見上げた。
「悪いけど、このイノセンス渡すわけにいかないんだよな。って事で。伸!」
オレは伸でAKUMAの少し上まで飛び上がった。
「満!満!満!満!」
オレは大きくした鉄槌を思いっきりAKUMAの頭目掛けて振り落とす。
「効かねーよーだ!弱っちぃな、おまえ。たとえイノセンスだとしてもある程度の威力ならおれのバリアは破られねぇんだ。知ってる?レベルUPしたAKUMAはそれぞれの個性を持つんだ。おれのはこのバリアさ!おまえ弱っちぃからおれを倒すのは無理だぜ。」
オレはバリアに弾かれてダンの近くに落ちる。
「おい、あんなの有りかよ。あれがオレの精一杯だっつの。てか、今回はAKUMAいないんじゃなかったっけ?」
「AKUMAは我々が調査した後に来たものかと。とりあえずラビさんはAKUMAにイノセンスを取られないようにしてください。倒せなくても大丈夫です。今から本部に応援要請をします。」
「さんきゅ。じゃ、行ってくるさ。」