第5章 負けず嫌いと負けず嫌い
「爆豪…オイラはやるやつだと信じてたよ…」
「どうだった?どうだった触り心地は」
「んなもんねぇわクソが!!!死ねカス!!!!!!」
顔を赤くしながら戻って来た爆豪に、男子が群がった。
ぶち切れて一通り暴言を吐き、去っていく爆豪だった。
「羨ましい…。」
「触り心地ないって、そんくらい柔らかかったってことでいいのかな」
「…チッ、なんなんだあいつ…!!」
(…あんな柔らけぇもんかよ、ってクソ!!!)
みんなと同じようにモニターで一通り見ていた焦凍は、嫉妬でとんでもない顔をしながら爆豪を睨んでいた。
(いや…あれは楓風も悪いな…
いつも無防備過ぎるんだ)