第47章 空白の時間
「どうしたんだってばよ?先生」
「ん?あぁ…」
ナルトは不思議そうな顔をしてカカシの顔を覗き込む。
するとカカシは少し溜息を吐きながら、引っかかっていたという二点について話し始めた。
一つ目は再不斬の死体がどう処理されたのか。
二つ目は再不斬を殺した武器についてだ。
「……まさか…」
「あーあ…そのまさかだな」
『もしかして再不斬は…』
「あぁ。 恐らく、再不斬は生きている!」
あの追い忍の少年が人体のツボを正確に把握し、千本で刺すことができるのであるとすれば…
「再不斬を殺しに来たのではなく助けに来た…そう取れないことも無い」
『うん…あながち間違ってないね…』
「クサイとあたりをつけたのなら、出遅れる前に準備しておく…それも忍の教訓! ナルト、サスケ、サクラ…お前達に修行を課す!!」
こうして、カカシの身体が復活するまで、三人には修行をしてもらうこととなった。