第5章 ❀貴方とならどんな事でも
「!す、済まない……!
違うんだ…泣かない、でくれ…」
小芭内さんがはぁっ、はぁっと荒い息をしながら困った様に謝る。
「どう…やら、先程の煙は、即効性のび、やく…らしく……触れられるとダメだ。……とに、かく…他に出られる方法を探して……」
び、やく……?媚薬のこと?
以前、音柱の宇髄天元様がしのぶちゃんと嬉しそうに話してた、何やら……えっちな気分になる薬が確か媚薬、という名前だった気がする。
それを使用すると、とにかくえっちな事がしたくてたまらなくなって、できないと苦しいとか。
「だ、ダメです小芭内さん!」
私は小芭内さんにギュッと抱きついた。
「お、おい……!何を、している!
やめろ、本当に……ダメだ…!」
「諦めてしましょう?私、小芭内さんとの間に子供ができちゃっても良いです。むしろ欲しいです。小芭内さんは私との赤ちゃん、欲しくないんですか?」
「そ、んなの……欲しいに、決まっているが……だが、こんな、所ではっ、とに、かく……離れ……」
顔を赤くして離れてくれと懇願してくる小芭内さんが可愛すぎて、悪戯心が芽生えてしまった。
カチャカチャと小芭内さんのベルトに手をかけて外しにかかる。
「何を……!」
何だかんだ言ってテント張ってるじゃないか。
ズボンのチャックを外すと、ボロン!と勢いよく飛び出す小芭内さんのモノ。
マジマジと見るのは初めてだが、大きくて立派だ。これが私の中で暴れてたのか……。