第4章 ふわふわの綿菓子のよう
「……好きだ」
「!!」
「何度でも言うが、好きだ。俺はお前が好きだ。不安になるな」
ポン、ポン、とあやす様に頭を優しく叩かれる。その手がとても優しくて、暖かくて。
ほろほろと私の瞳から涙が零れた。
堪らず小芭内さんを抱きしめる。
「小芭内さん……小芭内さん……!
好き、私も好き…!大好きです!」
「ああ。」
小芭内さんは返事すると、ドサッと私を布団に押し倒した。そして直ぐに、小芭内さんの唇が私の唇に重なる。
「っ、ふ……」
直ぐにその唇は離れてしまう。
すると、ペロリと目元を舐められた。
「ひゃっ!お、小芭内さん!?」
「しょっぱいな」
小芭内さんが舐め取ったのは私の涙だ。
反対側の涙も舐め取られた。
びっくりして涙なんて引っ込んでしまった。
ちゅ、ちゅ、と目頭、頬、額、鼻先など
顔の至る所にキスを落とされる。