第3章 ❀できるなら、愛しい貴方といつまでも
「いっしょ……いっしょに……!おばな……さん!」
「イけ、…!」
「あっ、あぁぁぁっ?!んっ、ひっぁ……もうらめ……ぇっ!い、く……!はぁぁぁ、っん!!」
「くっ、ぅ……」
ビクビク!と体が大きく跳ねて弛緩する。
その瞬間小芭内さんがズルルッ……と中から欲望を抜いた。
お腹の上に温かいものがかかっているのが何となく分かった。
「はぁーーっ、はぁーーっ!」
肩で大きく荒い呼吸を繰り返し、少し落ち着いてきたと思ったら、小芭内さんに唇を奪われた。
「ん、む……」
「ありがとう。
……俺はお前をちゃんと愛せたかね?」
「ちゃんと、愛され……ましたよ。たくさん、たくさん、伝わって来ました……。私こそ、小芭内さんに愛を……与えれたでしょうか」
息も途切れ途切れだが、なんとか伝えれた。
またチュッ……とキスをされて、目頭にもキスを落とされる。
「ああ。とても、満たされた。」
ふわりと小芭内さんが微笑んでくれたから、私もふわりと笑い返した。
叶うなら、いつまでも。
愛しい愛しい貴方と一緒に──