第3章 ❀できるなら、愛しい貴方といつまでも
「、いいか?」
小芭内さんの綺麗な両の眼が宿しているのは、燃えるような欲。ああ、きっと私をめちゃくちゃにしたいだろうに、この人は自分を抑えて初めての私に合わせてくれている。
こんなの──
愛さずにいられるわけがないではないか。
「小芭内さん……私に、触って……?」
私がそう言うと、小芭内さんの喉がゴクッと動く。私より大きいが、男性にしては小さな骨ばった手が、私の浴衣の紐を解く。
ああ、暴かれる。私の身体が、今宵、この人に。
肌が外気に晒され、小芭内さんの目に私の肌が映されていると思うと、とても恥ずかしかった。
せめてと思い胸を隠そうとすると、その手を小芭内さんに掴まれる。
「隠すな……見せてくれないか?俺はお前の全てを見たい。知っていたい。」
「ひぇ……」
つい変な声が出てしまったが、小芭内さんは気にせず私の乳房をやわやわと触る。
「柔いな」
そりゃ硬かったらびっくりだよ。