第6章 ❀何度でも教えてください
ガバッと小芭内さんを抱きしめると、
「かわいすぎます小芭内さん!!」
小芭内さんの頬に私の頬をスリスリと擦り付ける。なんだこのスベスベの肌は!
「お、おいいきなり何を……!」
「はぁ〜♡かわいいです!
かわいいです小芭内さん!」
「や、やめろ!」
小さなお手手でグイグイと私の顔を押してくるけれど、今の小芭内さんでは私の力にも勝てやしない。
「はわぁ〜癒されますぅ……」
「……はぁ。」
小芭内さんは大きなため息を吐くと、抵抗するのをやめた。物凄く諦めた目で私にスリスリされる小芭内さんだった。
「あ、お風呂沸いてますよ小芭内さん。
……でも、その大きさだとお一人では入れませんよね…。あ、一緒に入りましょうか!」
「(見た目に騙されていないか?俺は中身はそのままだぞ。まぁ、別に良いが。)」
小芭内さんがコクンと頷いたので、私は嬉々として小芭内さんとお風呂に入った。