第5章 遊郭編
善逸「なッッッッッッ!?!?!!」
炭「美しい…!」
伊之助「あれがカステラ女か!」
宇髄「やっぱ彼奴は派手なもんが似合う。偵察の具合は…」
するとほんの一瞬だけ、彼女が宇髄の方に視線を向けた。どうやらこちら側にも気がついたようだ。
宇髄はその視線と表情で探っている。小春は口の前に手を持ってきて、人差し指、次に薬指と小指を立てた。
宇髄「(今夜8時に荻本屋…か。わかったよ小春)」
『……(クスッ』
善逸「うわっ可愛い。何あれ。今絶対俺に向かって笑ってくれたよね!?本当に天使!!」
炭「善逸、そんな訳ないだろう!」
善逸「ひどっ!?」
そしてしばらくしてから3人は宇髄が事前に絞っておいた店にそれぞれ入る事が出来た。
荻本屋に向かう事になった伊之助に対し宇髄は
宇髄「お前は真っ先に小春に会いに行け。
小春が今現状で最も頼れると言っても過言ではない。そして彼奴は花魁だ。鬼が狙う可能性がある。夜は特に警戒して小春と共に戦え。」