第4章 外伝 優しい理由
不死川に連れられるまま店に入る。
実弥「ここ座れェ」
横掛けの席に座り不死川が自分の隣の椅子を指さした。戸惑いながらも腰を下ろす。
店の店員が二人の方を見るとうれしそうな顔をして近寄ってきた。
「おや?不死川さんが誰かを連れてるなんて珍しいね!」
実弥「そうかァ?」
「そうだよ!しかもかなりの別嬪さんじゃないか!」
実弥「そんな話はいいからさっさと注文取れや」
「つれないねー。いつものでいいのかい?」
実弥「おう。…おごってやるから好きなの選べ。」
まさか自分も食べれるとは思っておらず急いで注文表を見る。だが、今まで甘味処行ったことは少なく、どれがどんなものなのかがわからなかった。