第4章 外伝 優しい理由
そのまま両頬に手をあて持ち上げたり、少し横に引っ張ったりしてみる。
『…うぅ……』
目に涙をためながら訴えてきた。少しやりすぎたかと思い、手を離して零れそうな涙を拭う
実弥「……悪ィ…」
『……ッ…(フルフル』
煉獄「どうやら仲良くなったようだな!!」
宇髄「おい、小春を泣せんじゃねぇ不死川!!」
時間は過ぎていき、お館様と小春が話す時にはお館様の手に文字をなぞるという方法になった。そして、基本的には任務を単独で行い、合同任務は宇髄のみ許された。
お館様「小春、もし困った事があれば皆に頼るといいよ。ここにも遠慮しないで来るといい。」
こうして柱合会議が終わった。
宇髄「なんかされたら真っ先に俺の所に来るんだぞ?
知らねぇ奴には着いていくな。変な奴にも着いていくな。恋仲を作るなら俺よりデカくて派手な奴にしろ。わかったか?」
『“そこまでしなくても…”』
宇髄「俺は小春が心配なの!!小春が大事なの!!嫁と一緒!!!」
『“…分かりましたよ、師範。”』
宇髄「よし!流石俺の継子だ!」
大きく手を振りながら先に帰っていった。