第4章 外伝 優しい理由
実弥side
柱合会議前。
何やら円になって1人を取り囲んでいる様子が目に入った。
宇髄「見ろよお前ら!!俺の弟子が柱になったぜ!」
音柱 宇髄天元。
いつもに増して気分が上がっているようだった。
現在の柱は悲鳴嶼さんに宇髄、煉獄、富岡、俺の5人。
宇髄の継子という事もありどんな奴かと少し興味が湧き、渋々その輪の中に入った。
実弥「……宇髄の弟子ってのは何奴だァ?」
そう言うと宇髄の半歩程後ろに立っている水色の髪が揺らいだ。
透き通る大きな瞳に麻の羽織り。顔は対象に少し赤く染っていた。
宇髄「お、やっと来たか不死川!
どうだ?ド派手に可愛いだろ!」
『……ッ…』
宇髄が肩を寄せて頭を撫でると、そいつは更に顔の赤さを増した。
本当にこれが宇髄の弟子なのか?
煉獄「よもや!こんなにも小さな少女が柱とは!これは驚いた!!」
悲鳴嶼「これからの活躍を期待しているぞ……」