第3章 無限列車編
煉「はじめて…小春の声を聞いた。
とても透き通る美しい、そして儚い声だな。
小春のおかげで守られてしまったようだ…」
その言葉を聞いて私の目からも涙が溢れる。
『…ごめんな、さい……私ッ…何も出来なくて……』
煉「そんな事は無い。ここにいる者たちを守ったのは君だ。
ありがとうな」
煉獄さんはいつもとは違い静かに私の頭を撫でた。おかげで私の涙は止まらなくなった。
煉「そして竃門少年。俺は君の妹を信じる。命を懸けて鬼と戦い人を守る者は誰がなんと言おうと鬼殺隊の一員だ。
_______胸を張って生きろ。」
朝日が差し込み、間もなく煉獄さんは息絶えた。
炭治郎くん、禰豆子ちゃん、伊之助くん、善逸くん、そして私の5人は隠の人に連れられ蝶屋敷へと向かった。