第2章 唄柱
宇髄side
鴉「南西ノ村デ鬼ガ出現、被害拡大!!タダチニ向エ!!」
と言われて来たものの…こりゃひでぇな。
至る所に血が飛び、人だけじゃなく家畜も殺されている。
俺は直ぐに生存者とほかの隊員の確認をしようとした。するとその時、背後から何かが近づいてくる音がした。
宇髄「(…5…いや、7か…)」
鬼の数を確認し、刀を奮って頸を切っていく、
宇髄「なんだ、こんな地味にやられちまうのか?」
少し呆れ気味に言って帰ろうとすると、またしても鬼の気配がした。今度は山の方からだ
宇髄は全速力で木々が生い茂る山の中を駆け抜けた。音を聞きながら場所を探れば、目の前には倒れかけている若い娘と鬼。
宇髄は娘の前に立ち、鬼の頸をはねた
宇髄「おい、大丈夫か?」
返事がない。
よく見ると頬や服のいたるところに泥が付いている。必死に鬼から逃げてきたということが分かった。
ここで放っておくわけにはいかない。
娘を抱き上げ、ひとまず自分の屋敷に連れていくことにした