第37章 ピックアップ記念 読み切り
『っていうかセツナまで皆んなと同じ、祝いたい症候群?何がめでたいのか説明して欲しい』いい加減
セ「…それは、あれだ…。ほら、あれ」
シ「うわ、コイツ忘れてやがる。よくそれで俺の事を馬鹿馬鹿言いやがったな」ひくわー
セ「うるせぇなチョンマゲ!忘れてねぇから!あれだろ!?思い出したぜ!
ヒップアップ記念!!」どやっ
『………突然の尻』
シ「マジで俺の事馬鹿って言った事謝れ!!」
二人はなおの事ギャーギャーやり始めた。
『………帰りますね』さよなら
この二人…仲が良いのか悪いのか。
まだ夜には少し早いが、今日はカカシとサスケが家で何か催しをするらしい。
私は喧嘩?を始めたシカマルとセツナを置いて自宅に帰る事にした。
——————
『ただいまもどりま』
パーーン!
『!?』
玄関を開けると、突然の破裂音。
聞きなれない類の音に驚きつつも、恐る恐る目を開けると…。
カカシとサスケが、既に空のクラッカーをこちらに向けて構えていた。
カ「はは、驚いた?」
サ「準備は整ってる。早く入れ」
二人に促され、部屋に入ると。そこには豪華で多種の料理がずらりと並んでいた。
『凄い種類と量!これ、もしかして二人で…?』
席に着き、三人で食事を始める。
カ「そうだよ。いや、君の喜ぶ顔が見たくてね」
サ「かなり苦労したが、なんとか形になった」
『わー、凄い…嬉しい。なんかもう、何がめでたいとか、何のお祝いとかどうでも良くなって来ちゃいましたよ』
カ「…うん、でもね、俺達は俺達で気になる事があるよ」
サ「あぁ…」
『??何が気になります?』
カ・サ「その格好は何があった?」